赤ちゃんのインフルエンザ予防接種の費用と時期はいつから?副作用について

毎年12月~翌年の3月にかけて猛威を振るうインフルエンザ。
感染してしまうと高熱や頭痛、関節痛や倦怠感など、ひどい症状に見舞われてしまいます。
そのため、毎年多くの人が予防接種を受けて感染防止に努めています。

 

ここで疑問なんですが、赤ちゃんは生まれた時にお母さんから強い抗体をもらっているため病気をしにくいといわれていますが、これってインフルエンザにも通用するのでしょうか?


正解は「通用しない場合がある」です。

 

赤ちゃんがインフルエンザにかかると症状が重くなることが多く、インフルエンザ脳症を引き起こすことも…怖いですよね。
そうならないよう、予防接種をしてウイルスから赤ちゃんを守ってあげることが大切です。

 

赤ちゃんが予防接種をする場合の費用や予防接種を始める時期、また副作用について調べてみましたので、参考にされてくださいね。

 赤ちゃんのインフルエンザ予防接種の費用はいくら?

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予防接種には「定期接種」と「任意接種」があります。

どのような違いがあるのか見ていきましょう。

 

<定期接種>

予防接種法により、接種することが強く推奨されている予防接種です。

  • BCG
  • 四種混合
  • 日本脳炎
  • ヒブワクチン
  • 小児用肺炎球菌
  • MRワクチン

などがこれにあたります。

 

料金は国や自治体により補助されますので無料、または一部負担のみで接種することができます。

 

<任意接種>

希望者のみが接種する予防接種です。

  • インフルエンザ
  • B型肝炎
  • ロタウイルス
  • おたふく風邪

予防接種がこれにあたります。

 

※料金は基本的に全額自己負担。

 

金額は各病院で設定されるため、病院によって異なります。

 

インフルエンザの予防接種は任意接種であるため、費用は病院や医療機関によって変わります。
一概に「○○円です」とはいえませんが、だいたい2,500円~4,000円に設定されているところが多いようです。

 

2回接種する場合、1回目の費用と2回目の費用が違う病院もありますので、正確な金額は接種される病院や医療機関の方にお尋ねされてください。

 

※自治体によって乳幼児インフルエンザの予防接種費用の補助が出るところもありますので、お住まいの市区町村に問い合わせた方がいいです。

 

赤ちゃんのインフルエンザ予防接種はいつから?

 

インフルエンザの予防接種は、生後6カ月(満6カ月)から受けることができます。
保育園に通っている赤ちゃんは他の園児からウイルスを貰ってしまう可能性がありますので、感染のリスクが高まります。
なるべく接種しておいたほうがいいといえるでしょう。

 

しかし他の予防接種との兼ね合いもありますので、予防接種スケジュールにうまく組み込めるよう、主治医に相談されてみてくださいね。

 

6カ月未満の赤ちゃんは予防接種を受けることができません。
予防策として

  • インフルエンザが流行っている時期は、必要以上の外出や人ごみを避ける。
  • 部屋が乾燥し過ぎないよう、加湿器をつけるなどして調節する。
  • 同居の家族は、手洗いうがいを心掛けて外からのウイルスを持ち込まないようにする。
  • または予防接種を受けて、インフルエンザに感染しないようにする。

などがあげられます。


家族の心がけで赤ちゃんへの感染を防ぐことができますので、ぜひ気をつけてあげてくださいね。

 

赤ちゃんのインフルエンザ予防接種には副作用はあるの?

 

インフルエンザに感染することを防ぐために受ける予防接種ですが、まれに副作用を起こすことがあります。
赤ちゃんは自分で不快症状を訴えることができませんので、変わった様子がないか気にかけてあげてください。

 

主な症状として

  • 接種箇所が赤く腫れる
  • 微熱がでる
  • 機嫌が悪い(接種箇所の痛みや痒み、頭痛、倦怠感が考えれます)

といったことがあげられます。

 

2日ほど経過すると症状がおさまる場合は心配いりません。
3日以上経過しても症状が良くならない時には受診されてください。

 

しかし高熱が出た、じんましんが出た、呼吸が苦しそう、その他様子がおかしいといった時には日にちに関係なくすぐに受診されてください。

 

インフルエンザのワクチンには鶏卵の一部が使われているため、卵アレルギーがある赤ちゃんは重大な注意が必要です。

 

離乳食が始まる前はアレルギーがあるかどうか分からないことが多いと思いますので、家族や身内に卵アレルギーの人がいる時には接種前に主治医に相談されることをおすすめいたします。

 

万が一重い副作用が生じて後遺症がのこった場合、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の補償対象になる場合があります。
詳しくは主治医、または独立行政法人医薬品医療機器総合機構にお尋ねください。

 

まとめ

インフルエンザは感染するのも怖い病気ですが、予防接種による副作用や後遺症も怖い病気です。

 

予防接種を受ける場合は感染するリスクと副作用のリスクを良く考えたうえで接種するようにしてください。

 

また「予防接種をすると絶対にかからない」訳ではありません。
流行時に高熱を出した場合はインフルエンザに感染したことが考えますので、早めに受診されることをおすすめします!