保育園や幼稚園の謝恩会での挨拶の例文を作ってみた。
3月といえば、謝恩会があちこちで催される時期ですね。
今回は、謝恩会での挨拶についての記事を書いていきたいと思います。
謝恩会で縁あって保護者代表挨拶をしなければいけなくなった場合、どういった挨拶をすればいいか、分からないといった人がほとんどだと思います。
そんな方のために
「挨拶で注意すること」
「挨拶の仕方・例文」をまとめてみました。
謝恩会とは
謝恩会とは、お世話になった先生方に対して保護者が感謝を伝える会です。
卒園式の当日に開催される園もあれば、後日に開催される園もあります。
場所もホテルだったり居酒屋だったり、保育園や幼稚園の体育館で行われることも。
どんな形式であれ、その中に必ず組み込まれるのが「保護者代表挨拶」です。
誰がするのかも各園によりけりで、後援会の会長であったり、卒園児名簿1番の園児の保護者であったり...。
逆に最後の園児の保護者という園もありますし、平等にくじ引きで決める園もあるようです。
要するに、謝恩会での挨拶は保護者の誰しもが避けて通れる道ではないということですね。
謝恩会で挨拶をするときに気をつけること
挨拶をするにあたり気をつけなければいけないことは
- 感謝を伝えること
- 簡潔におこなうこと
この2点です。
中には感極まって泣いてしまう保護者もいるようですが、それはそれで涙を誘う挨拶ということで受け入れられますのでご心配なく。
では挨拶の手順を説明いたします。
≪冒頭の挨拶≫
「本日はお忙しい中…」
「保護者を代表いたしまして…」
といった、主文に入る前の挨拶です。
ご出席いただきました先生方と保護者への御礼を伝えましょう。
≪主文≫
ここが「感謝」と「簡潔」のポイントとなります。
園で過ごした数年間の間には様々な思い出やエピソードがあると思いますが、それを「簡潔」に、かつ「感謝」して伝えましょう。
〈例文〉
・運動会や発表会などのイベントで子供たちの成長を感じたエピソードを簡潔に述べる。
「先生方のおかげで成長いたしました」という感謝につなげる。
・先生と保護者の間のエピソードを簡潔に述べる。
「子育てに関するアドバイスをたくさんいただけまして、子どもといっしょに私共も成長できたように思います」という感謝につなげる。
特に思いつくエピソードがない場合は
・入園した時と今(卒園時)の違いを簡潔に述べる。
「先生方のおかげで成長いたしました」という感謝につなげる。
≪結び≫
「最後になりましたが…」から始めましょう。
先生方への感謝、今後の園の発展を望んでいることを伝えましょう。
ではこれらを踏まえた上で、具体的な例文をご紹介します。
謝恩会での挨拶例文。保育園や幼稚園の場合
≪具体的な例文≫
謝恩会の開催にあたり、保護者を代表いたしましてひとことご挨拶をさせていただきます。
本日は園長先生を始め、先生方にはお忙しいところご出席賜りましてありがとうございます。
また、盛大な卒園式を開いていただきましたことに心より感謝申し上げます。
思えば○年前に△△幼稚園に入園しました時には、まだまだ赤ちゃんのような子ども達でした。
それが今ではみんな立派に成長し、4月からは小学校の門をくぐるまでになりました。
これもひとえに先生方の温かいご指導と深い愛情によるものだと思っております。
幼児期は、この先の人間形成において非常に重要な時期だといわれております。
この大切な時期に子ども達の個性ややる気を引き出して頂きましたこと、また家庭では決して得ることができない沢山の経験。
かけがえのない思い出を得ることができましたことを本当にありがたく思い、感謝いたしております。
最後になりましたが、○○保育園(幼稚園)の益々の御発展、並びにご臨席の皆様のご健勝とご活躍をお祈りいたしまして、私からの御礼の言葉とさせていただきます。
先生方、○年間本当にありがとうございました。
まとめ
謝恩会のメインゲストは先生方です。
「お世話になった先生方への御礼」「労をねぎらう会」が会の目的です。
たまに「先生と保護者の飲み会」だと勘違いされてる人もいますが、対等の立場ではなのではありません。
ゲストと、もてなす側であることを念頭に置いて楽しまれてくださいね。